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【ウォーミングアップに最適】

【ひんやりジェルでクールダウン】

メインのトレーニングや試合前に行う準備段階での運動のことをいいます。ウォーミングアップが不十分だと持てる能力を発揮できなかったり、ケガの原因にもなります。ウォーミングアップがなぜ必要なのでしょう。

1)体温を上昇させる
運動をすることで体温や筋温(筋肉の温度)が上昇し、柔軟性がよくなります。また関節のもつ可動域(関節の動く範囲)をその人のもつ最大限まで高めることができます。

2)適応性を高める
ウォーミングアップをせずに高いレベルの運動をおこなうと、心肺機能や筋肉などに大きなストレスがかかってしまいます。すぐに対応できないためケガの原因になりやすく、これを予防する効果があります。

3)心理的な準備
ウォーミングアップをおこなうことで、アドレナリン量が多くなり中枢神経を刺激して、運動に対する心理的な準備が整います。

一般的な方法としては軽いジョギングや体操のあとにストレッチ、マッサージなどをおこない、その後競技にあった軽い運動をおこないます。体の温度が高まってから、ストレッチやマッサージをおこなうようにしましょう。

季節によってもウォーミングアップにかける時間や内容は変わります。暑い夏ですと当然軽いものでも体温は上昇しますが、寒い冬は時間をかけて体を動かしていかないとなかなか温まらないのです。

クーリングダウン

ハードな運動によって筋肉内には疲労物質が多くたまっています。このままにしておくと筋肉が硬化し、過緊張状態になります。少しでも回復を早めるためにクーリングダウンをおこなうことが必要となってきます。

1)疲労回復の促進
筋肉を動かすことによって血管が収縮し、筋肉内にたまった疲労物質をとりのぞくことができます(筋肉のポンプ作用)。

2)柔軟性の回復
筋肉が硬化する前にクーリングダウンをすることで、過緊張をとり、柔軟性低下によっておこるケガの予防になります。

3)体調を整える
疲労や柔軟性の回復を早めることで、その日の体調を整えることができ、慢性疲労の予防になります。また回復することでより高いレベルのトレーニングや練習が可能となります。

練習あとに軽いジョギング、体操、また特に使った筋肉に対しては入念なストレッチやマッサージが効果的です。

ウォーミングアップにも言えることですが、競技特性や個人差によっていろいろな方法が考えられるので、より自分自身にあった「ウォーミングアップ」「クーリングダウン」を研究することが大切です。
 

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