〜スポーツ医学、コンディショニング、トレーナー情報等〜

 

 


 

TOP はじめに (たぶん)日刊トレーナーニュース プロフィール

TOP > スポーツトレーニング > 遅発性筋肉痛

スポーツトレーニング 遅発性筋肉痛
なぜトレーニングを行うのか

競技力向上のピラミッド

水分補給の必要性

トレーニングの前に

トレーニングの基本7原則

トレーニング効果を考える

測定の重要性

筋力発揮の種類

筋力アップのために

筋肉の赤と白

トレーニングの動作様式

ウォーミングアップ

クーリングダウン

トレーニングに最適な時間

回復に必要な休養日

トレーニングと筋断面積

片側か両側か

オーバートレーニングとは

超回復の原理

遅発性筋肉痛

 運動によって発生する痛みについてはさまざまな意見があるところですが、運動後1〜2日経ってから発生する痛みのことを遅発性(ちはつせい)筋肉痛とよびます。

 「主たる疲労物質である乳酸がたまることで筋肉痛が起こる」ということも言われていましたが、筋肉痛とは筋肉を使うことによっておこる微細損傷が原因であると言われています。筋肉が引き伸ばされながら力を発揮する伸張性(エキセントリック)収縮時が最も筋線維の損傷が激しく、筋肉痛の原因となります。懸垂で体重の重みを支えながら徐々に腕を伸ばしていく状態がエキセントリック収縮です。

 遅発性筋肉痛については「年をとると筋肉痛が遅れて出やすい」ということも言われますが、これにも肯定、否定ともに議論がなされており、一概にはどちらが正しいとは言い切れないのが現状です。

 筋肉痛はオーバーロードの原則からとても重要な生体反応のひとつとしてとらえることが出来ます。トレーニングをした後に筋線維は壊れ、その負荷に耐えられるだけの筋線維を再生するからであり、これが超回復にもつながります。筋線維を再生するためにはたんぱく質が不可欠であり、トレーニング後にアミノ酸(たんぱく質)を摂取することは、筋肉痛を軽減させる効果があると言われています。

 

[←前の記事へ] [↑TOPへ]