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スポーツトレーニング 超回復の原理
なぜトレーニングを行うのか

競技力向上のピラミッド

水分補給の必要性

トレーニングの前に

トレーニングの基本7原則

トレーニング効果を考える

測定の重要性

筋力発揮の種類

筋力アップのために

筋肉の赤と白

トレーニングの動作様式

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クーリングダウン

トレーニングに最適な時間

回復に必要な休養日

トレーニングと筋断面積

片側か両側か

オーバートレーニングとは

超回復の原理

遅発性筋肉痛

トレーニングやスポーツ動作を行うと、筋疲労などから一時的に細かな筋線維が損傷します。その後、筋肉は損傷を受けた負荷に対して「負けないように」強い筋線維を再生しようとします。このときに適切な休養と栄養(筋肉の源はたんぱく質)が伴うと、トレーニングを行う以前よりも強い筋肉が形成されます。この現象を超回復とよびます。

トレーニングは波の形が少しずつ右肩上がりになっていくことで、その効果が現れるようになるのです。

【超回復の概念図】

トレーニング後の休養と栄養は欠かせないものです。筋肉がダメージを受けてから回復し、さらに強い筋線維を作るには24〜48時間程度(中1日〜2日程度)の休養が必要であるといわれています。個人差があるので一概にはいえませんが、大胸筋や広背筋、大腿四頭筋などに代表されるいわゆる大筋群と呼ばれるものは、その回復に時間がかかり、小さな筋肉(ローテーターカフや指伸筋、表情筋など)は比較的早く回復するといわれています。

休養を適切にとった場合はトレーニング効果が右肩上がりとなって現れますが、休養が不十分であった場合は逆に右肩下がりとなってしまい、せっかくトレーニングを積み重ねてもどんどん筋力が落ちてしまうということになってしまいます。さらにひどい場合ではパフォーマンスが低下し、オーバートレーニング症候群におちいってしまうこともあります。

【超回復をうまく利用したトレーニング効果】

【超回復を考えずにやみくもにトレーニング・・・】

またトレーニング後に休養を適切にとっていても、栄養面で特にたんぱく質が不足している場合は、筋肉のもととなる原料が存在しないため、強い筋線維の再構築がうまく行われません。

プロテインは文字通り「たんぱく質」の意味ですが、ただやみくもにプロテインを摂取するのではなく、できるだけ食事の中でバランスよく摂取するようにし、食事で不足した分を補う目的として利用するようにしましょう。

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