〜スポーツ医学、コンディショニング、トレーナー情報等〜

 

 


 

TOP はじめに (たぶん)日刊トレーナーニュース プロフィール

TOP > 応急処置 > 鼻出血 / 突き指

応急処置 鼻出血
障害発生のメカニズム

セルフチェック

トレーナーチェック

RICE処置
ケガをしたときの心理状態

キズの種類

創傷処置

止血法

鼻出血

突き指

熱中症

過換気症候群

ショック症状

脳震盪(しんとう)症

熱があるときに

蜂刺され

目に異物が入ったら

足がつったとき

AED(自動体外式除細動器)について

眼の外傷とその対応

頚椎損傷が疑われるとき

スポーツによる鼻への衝撃によって鼻孔(びこう)から出血が生じることがあります。コンタクトスポーツや他の選手と衝突する可能性のあるスポーツ、装具の直接の衝撃を受ける可能性のある選手などに多く見られます。また鼻出血は高血圧症、鼻道の乾燥、頭部挫傷によって生じることもあります。

鼻出血が見られた場合は以下のことを行いましょう。

●頭を前方に傾けて座る。

●直接圧を加えるために、指を使って鼻孔をはさむ。

●もし出血が止まらなければ、鼻を冷却する。

出血が止まらなかったり、変形が見られるようであれば医師の診察を受けるようにしましょう。

鼻出血のときに上を向いて首筋をトントンと叩くようなことを行う人もいますが、血液が逆流して気分を悪くすることがありますのでやめたほうがよいでしょう。同じく鼻をかむことは骨折している可能性が否定されていないため行ってはいけません。
 

突き指

突き指はいわゆる「指の捻挫」状態であり、関節を保護している指の靭帯が衝撃を受けて伸びたり、場合によっては切れたりする状態のことです。また衝撃がひどい場合には骨折、脱臼なども考えられます。野球、ソフトボール、バレーボールなどでボールを指先に当ててしまった場合に起こります。

受傷直後は患部を動かさないように軽く曲げた状態で固定し、氷、アイスパックなどで冷やします。冷やした指の腫れが2〜3日でひくようなら医療機関にいく必要はないでしょう。指を引っ張って整復するのは脱臼のときのみであり、靭帯損傷や骨折の場合にはかえって症状を悪化させることになるので注意が必要です。

2〜3日たっても症状が改善されない場合は早急に医療機関を受診するようにしましょう。
 

[←前の記事へ] [後の記事へ→]