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〜スポーツ医学、コンディショニング、トレーナー情報等〜 |
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マメ知識 | なぜ医師は様子をみましょうというのか? | |
なぜ医師は様子をみましょうというのか 上手な診察の受け方 痛み止めがいけないワケ 必ずケガを目撃する 信頼関係を築く 天気と痛みの関係 朝練は体に悪いのか? トレーナーの資質とは スポーツ選手と視力矯正 末梢神経障害とビタミンB12 選手と熱中症と腎機能障害 組織修復期間の目安
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選手がケガをすると必ず診察を受けるように指示し、帰ってきて報告をうけるのですが、その大半が「アイシングをして、しばらく様子をみましょう」です。おかげで私の口ぐせも「アイシングをしなさい」になってしまうのですが、最初のうちは何も感じなかったのですが、そのうちふつふつと疑問が。 「なんで様子をみましょう」しか言わないのか? そしてまたしばらくトレーナー活動をしていて気がつきました。なんで「様子をみましょう」なのかが。 なぜケガをすると病院にいくのでしょう。それはどこが損傷して痛みが出ているのかを診断してもらうこと、レントゲンによる骨折の有無の確認、適切な処置、痛みに対する対応などです。そして一番重要なのは話をすることなのです。 いつケガをした、どのように対応した、今の痛み具合、競技に参加できるできない等、選手のケガの状況をよく把握し、その対応でOKなのか、また他にできることはないか、やってはいけないことはなにか、をアドバイスしてもらいます。 急性外傷(ケガをした直後)では損傷部位に炎症がおこり、痛みが伴います。 |
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←炎症と痛みのモデル図 急性外傷は受傷後2〜3日目まで炎症と痛みがあり、その後緩やかな傾斜をたどって軽減していく
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この2、3日は炎症がおき、受傷当日よりも痛みが増すときがあります。この時期はまず炎症と腫れを抑えることが肝心であり、そのためにアイシングを行い、場合によっては消炎鎮痛剤などを処方してもらいます。 受傷当日もしくは翌日に診察を受けると「アイシングして様子をみましょう」といわれるのは炎症を抑えることで痛みが軽減されること、腫れがひどい場合は損傷状況が内出血などでよくわからないことなどから、しばらく様子をみて痛みがひかないようであればまた相談にきてください、ということになるのです。
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