和菓子歳時記  
       

季節の和菓子 
冬 一月

     花びら餅             きんとん 「加喜きんとん」

                 

                       練り薯蕷  「梅」        薯蕷  (じょうよう) 「鶴」

                 練薯蕷  

          押し物  「五宝楽」         半生菓子 「牧渓柿」

                   

 

「花びら餅」

 
最近は多くの和菓子屋さんのお正月の定番になったお菓子です。
 柔らかい羽二重餅とごぼう、そして備中白小豆の味噌味のハーモニーが
 ポイントです。
 
由来などの詳しい解説はメルマガ「和菓子通信」バックナンバー
                          平成11年12月26日 第3号をご覧ください


「きんとん 加喜きんとん」

 柿をまぜた餡で出来ています。柿色も自然のままです。
  お正月らしく「柿」と「加喜」を掛けて「かききんとん」と言う銘です。

「練り薯蕷 梅」

 伊勢芋を使った練り薯蕷餡製。春を告げると言われる、ほんのり表面がピンクの梅。
 中は伊勢芋の白い薯蕷餡、漉し餡が芯になっています。
 
「薯蕷 鶴」
 
 めでたいことを吉祥といいますが、お正月のめでたい席には
  「鶴」「亀」「松竹梅」など見立てを添えるのは、おもてなしの心遣いだと思います。

「押し物 五宝楽」

 木枠に詰めて押し固めたものを押し物と言います。
  落雁の一種ですが、落雁より柔らかくしっとりして口当たりが良いです。
  サイコロ状の約2センチ四方が50個入っており、ちょっとしたお茶のお供に、
  またお茶席の干菓子としても重宝されています。もちろん和の原材料にこだわり、
  一切の添加物を使っていませんが、日持ちは生菓子よりはします。

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