腱鞘炎ノート

For All Patients Who Are Troubled With TENDINITIS.
ここは『桜のさんぽみち』TOPページではありません。リンク、ブックマークはHOMEにお願いします。ファイル名変わるかもしれないよ。
 腱鞘炎とは
 症状
 ☆病歴
 治療
 手の外科
 手術
 痛いとき
 固定する
 RSD
 腱鞘炎と医者
 バカがなる病気
 ステロイドT
 ステロイドU
 不健康日記
 労災の話
 参考リンク
 HOME

桜の病歴(と治療歴)

 

94年夏■デビューの前の年、絵を描いていると右手首の親指側と小指側が痛かった。出版社の担当がつき張り切っていた桜は、手の痛みもなにやら勲章のように感じていた。

95年■今思えば、麻痺していた年でもあり、その後の悲劇(T_T)の元をシコシコと練り上げていた。
むくみや鈍痛などの警告を無視してた。体中が化石のように凝って行った。

96年春■初めての連載の後、両手がパンパンに腫れズキンズキン、両腕は鉛のようにだるくて動かない。近所の整形外科へ行くが、手が痛いと言っているのに肩のレントゲンを撮られて逃げ出す。これで整形外科への信頼をなくして、整骨院に逃げ込む。電気治療とマッサージ。処置し始めると痛みがどんどん増す中で1本書く。このころ1番痛いと思ったのは両手親指のばね指でした。

96年夏■ばね指をかばって変な鉛筆の持ち方をして、右手首にドケルバン氏病を併発。仕事を完全に停止する。この時は「なんてあっけない漫画家生活…」と思った(;_;。マジで、出版社から切られると思ったもの。
この頃の主な治療は鍼でした。凝りの手当てにはよかったです。でも高い…(涙)

97年春■8カ月ぶりに鉛筆を持ち、仕事を再開する。力が入らず頼りなげだけど、ひどいときに比べて色んなことが出来て前向きな気持ちだった。徐々に綺麗に治って、連載なんかやれると思ってた。 日常生活で、常に違和感や軽い痛みがとれることはなかったのに。

98年春■鉛筆を握ったときに親指に痛みが走り、ドキッとする。その後微妙に不自由になっていきました。
■右手の中指が腱鞘炎になり強い痛みとばね症状が出る。2年間親指をかばって日常生活をしていた負担だったのでしょう。
親指と中指がダメになって、いよいよ仕事ヤバいかな、と思い始めたころIBM-ViaVoiceを使い始める。これ以後マンガのネームまでの作業は音声入力に頼っています。(2003年からはDragonspeechというソフトに切り替え)
また、このころから病院巡りを始めました。保存療法で治そうとして再発したので。

99年春■急性期を過ぎて再発した腱鞘炎は慢性化しており、しつこい痛みの割には病状は軽く、有効な治療はなかったのですが、初めて注射を打ってくれる先生に出会い、以後1年間で10回ぐらい通いました。

00年春■右手首(デケルバン)が痛くて、ついに2度目の「原稿落とし」(掲載が決まっている原稿を、完成させられなかった)をやってしまう。
正確には、完成させる自信がなかったので予告カットを入れる前に辞退した。

00年5月■現在の主治医N先生に出会う。右ドケルバン氏病手術(かなり楽になりました)。
7月■仕事再開。
10月■左手親指のばね指手術。
■右手首の小指側が腱鞘炎になる(原因はマウス)。左手がドケルバン氏病気味になる。

01年春■右手首の小指側にステロイド注射計3回(該当腱は2箇所)。最初のはデポメドロール。字を書くと悪化します。(T_T)

02年1月■左手ドケルバン氏病に初めてのステロイド注射。痛みとれる。
4月■左手ドケルバンをもう1度注射。一週間後右手首小指側に注射。少し痛みとれる。

03年4月■右手の小指側手首に注射。

04年7月■右手親指CM関節炎。原因は糸楊枝だったりする…^^; (歯の手入れし過ぎ)。
11月■
右肘内側上顆炎になる。近所の鍼の回数を増やす。
12月
■右肘内側上顆炎に初めてのステロイド注射。症状6割減(な気がする)

05年3月■左ドケルバンにステロイド注射(デカドロン)。症状が顕著で、注射の効きもすごく良かった。何か関係あるのか?
5月■右肘内側上顆炎に禁断の(?)ステロイド注射。なんとなく効く。
8月■肘が鈍く痛み出したので、この頃からクレイ湿布を始める。(めざせ注射の回数減!)
12月■左外側上顆炎に初めてのステロイド注射。(ケナコルト) 微妙に効く。

このように腱鞘炎は、中途半端に治してると、そこを庇って別の場所がまた使い過ぎになり、そしてまた別の場所が…とドミノ倒しのように次々と侵されて行くのです(--;)。