腱鞘炎ノートFor All Patients Who Are Troubled With TENDINITIS.
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ここは『桜のさんぽみち』TOPページではありません。リンク、ブックマークはHOMEにお願いします。ファイル名変わるかもしれないよ。 |
腱鞘炎とは(注)かねてからこのページの絵を色々なところで発見しています。
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屈筋腱の炎症
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ばね指図解(モデルは親指くん)
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指を曲げる腱です。長いです。指の先から始まって手首を通り前腕で筋肉になります。その途中で図のように腱鞘を通ります。 腱が炎症してる時、腱鞘も炎症してることもあります。(こんなに広範囲ではないと思いますが^^;) |
指を曲げると腱は手首側に引張られ、伸ばすと爪側に引張られます。その時腱は腱鞘の中を滑っていくのですが、腱や腱鞘が炎症してると擦れて痛いわけです。 しかも腫れて太くなってるので通りにくい。ひどくなると通り抜けできなくて、無理に通した時にカクンとかパキンとか言う。(医者はこれを「引っ掛かる」と表現する) もっとひどくなると曲がらない、もしくは伸びない。 |
デケルバン図解
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親指を反らせたり伸ばしたりする時に使う筋肉のうち、上のような2つの筋肉の腱(濃い肌色)が、第一伸筋腱区画という同じトンネルの中を通っています。素人が簡単に手で触れられるのは短母指伸筋腱ですが、その下に微妙にもう一本の腱に触れることができます。この第一伸筋腱区画部分が炎症を起こす腱鞘炎をデケルバン氏病と呼ぶようです。 |
ばね指とデケルバン、この2つは理屈は”狭窄性”と同じですが発症する部位によって名前と症状が異なっているようです。これ以外にも手首の小指側、肘など腱鞘炎を起こす部分はあるけど特に名前はついてないみたい。
ちなみに桜は現在、下のような場所に腱鞘炎を抱えています。
ばね指の原因が関節リューマチだったりする以外は、腱鞘炎の原因は「使い過ぎによる腱と腱鞘の間の機械的な摩擦による炎症」です。
桜が聞いたことのある症例は、ペンを持つ作家の手、日常的な家事をする主婦の手、楽器の演奏家の手や肘、赤ちゃんを抱くママの肘、食事を運ぶウエートレスの肘、リハビリに通う歩行困難者を介助する医師の肘などです。
最近ではゲームのやり過ぎって人もいるみたいです。また出産後や更年期など、女性ホルモンのバランスの変化する時にもなりやすいそうです。どうもエストロゲンが減る時期に起こることが多いみたい。(美容にも大事なホルモンよね…)
しくみは単純で、”本人の持ってる筋力に対して、大きな負担が長い時間加わって炎症が起こる”のです。患者に女性が多いのも、女性の方に筋肉の弱い人が多いからでしょう。桜が腱鞘炎になったのは次のような理由です。
1)1日14時間くらいシコシコ描いてた。
2)絵柄に慣れてないため、下書きの線一本を決めるにも何度も線を重ねていた。原稿の描き直しを何度もやっていた。緊張してペンを握るのに余計な力が入ってた。
3)もともと筆圧が低いのにもかかわらず、線を太くするため無理して力を入れ続けて書いていた、あるいは線を重るために結局ペンを握る時間が長くなっていた。
4) 肉体的な要因(子供の頃から人並み外れて力が弱かった、筋肉が小さい、靭帯が緩い、冷え性、血液循環が悪い←この2つは特に大きな要因です…!)
5)プロット(あらすじ)にワープロを使ってた。
6)コタツで描いてた(姿勢悪かった?)
7)運動不足(動物は動かないとダメですね〜。まったくしてませんでした。
もともとの体質もあると思いますが、疲れをとらずに慢性的に筋を酷使してしまったのが運の尽き。やっぱ無理はいかんですね。血の回りが悪い、コリ症の人は特に気をつけましょう。
この他にも、まとめてアイロンをかけた、いつもより根をつめて編物をした、など勤勉な主婦によくあるようです。痛いと思ったらすぐ原因となる動作を止め休息が必要。
普通誰でもそうするよね…。 でもノリすぎて気がつかないことってあるんです。または、仕事で休息できない場合とか。だから警鐘の意味を込めて自覚症状の目安を次に揚げておきました。
治療より予防を、と願うので。
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