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トレーナーを目指す! トレーナーに必要なもの(1)
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トレーナーに必要なもの(1)

 最近「トレーナーに必要なものって何ですか?」という質問をよく受けるようになりました。ワタシも足りないものだらけなのでえらそうなことをいえた立場ではないのですが(汗)、現場で活動するものとして、必要最低限のものといえば、「CPRの知識」です。

 これはトレーナーに限らず、一般の方でも勉強して学ぶことができる知識であり、いざというときに目の前の倒れた人の命を救うためのものです。救急車がくるまでの最大限の努力=CPRなのです。

 CPRとはCardio-Pulmonary Resuscitationの略語で心肺蘇生法のことです。気道確保(Airway)、人工呼吸(Breathing)、心臓マッサージ(Circulation)の3つを応急処置のABCと呼ぶこともあります。具体的な手順等はここで紹介しませんが、スポーツ現場で活動する方はトレーナーに限らず資格を取得しておく必要があります。

 この図は有名な「ドリンカーの救命曲線」です。呼吸が停止した場合(呼吸停止数分後には心臓も停止する)、人工呼吸や心肺蘇生法を早くすればするほど蘇生する割合が高くなり、遅ければ遅いほど死亡する割合が高くなることを示しています。

 呼吸停止2分後に人工呼吸を開始すると90%程度の確立で生命を救えますが、3分後は75%、4分後は50%、そして5分後は25%となり、10分後にはほぼ0になります。また、脳が無酸素状態で障害を受けない時間はわずか3〜4分といわれています。

 救急車が到着するまでの平均所要時間は5〜6分かかるといわれており、心肺停止状態の傷病者をそのまま放置して救急隊に引き渡したのでは、仮に生命を救えたとしても、重度の障害が残ることが予想され、元の社会生活ができるまで回復させることは非常に困難になります。そこで、このような場合には一刻も早く適切な応急手当を行う必要があるのです。

【CPRの資格が取れる任意団体】 

日本赤十字社

日本ACLS協会

日本救急蘇生普及協会

日本ライフセービング協会

国際救命救急協会

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