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トレーナーを目指す! トレーナーの現実(2)
最初に

フィールドの選択
・アスレティックトレーナー
・メディカルトレーナー
・治療をするトレーナー
・フィットネストレーナー
・ストレングストレーナー

資格の種類
・日体協AT
・CSCS、NSCA-CPT

トレーナーの仕事

トレーナーの長所

トレーナーの現実(1)

トレーナーの現実(2)

トレーナーの現実(3)

資格取得のための勉強法
・参考図書

合格してのち

報・連・相・打(1)

報・連・相・打(2)

ネットワークと情報

コミュニケーションスキル

英語読解力

学生トレーナー

トレーナーに必要なもの(1)

・勉強三昧。勉強嫌いは続かない。

 スポーツ医学全般に関する幅広い知識を持つ、ということはそれだけしっかり学ぶことが必要です。学校のカリキュラム、特に保健体育になると思いますが、かぶるところはほとんどありません。大学や専門学校に行けばそこでの講義で、ある程度はカバーできます。独学の場合はすべて自分でやらなければいけません。私は体育系のカリキュラムをもつ学科に進学をしたのですが、AT関連講義は皆無だったため、ほぼ独学で勉強するハメになりました・・・。私の場合は「勉強が嫌いではなかったこと」が幸いしました。

 さらに卓上での勉強以外に実際に体を動かしたり、指導したりするために現場的な知識も不可欠です。これは教科書100回読むよりも現場に出るに限ります。百聞は一見にしかずです。なんとしてもどこかの現場にもぐりこんで実践するに限ります。出来れば現場で活動しているトレーナーのもとで勉強させてもらうのが一番いいと思います。そんな現場をどうやって見つけるのか?といわれるとまた「活動場所がなーい」に戻るのですが・・・。

・英語アレルギーは克服せねば

 トレーナーという職業はもともとアメリカが本場であることは理解していただけるかと思います。アメリカの公認資格ATCは準医療資格であり大学院での講習を終了することがその条件となっていることからも非常に高いレベルの知識が求められることがわかると思います。さて日本ですが、トレーナー活動をするにあたって英語の能力というのは並でもいいですが、並以上が望まれるところです。並以下ですとかなり苦労するかもしれません。

 まずドクターとの会話の中でもある程度はわかりやすく解説していただけるのですが、「トレーナーだからこそ」簡単に英語で説明される場合も往々にしてあります。「やはり想像通りinternal impingementを起こしていました。後方のtightnessが原因となってtraction forceが加わり、前方のSLAP損傷を起こしたんだと考えられます」と簡単に言ってきますからね〜。メモする方も必死だってば(笑)。たぶん、「traction forceって何ですか?」ってきけば答えていただけるとは思いますが、いちいち全部確認していると説明10分ですむところが30分になってしまいます。手短に凝縮して説明していただいているのでスポーツ医学関連の必要な単語はおさえておく必要があります。

 またさらに知識を深めたい、新しい情報を知りたいと思ったときに文献を検索する必要が出てくるかと思いますが、英語での論文にたどり着いてしまうことも結構あります。そんなときに「読めない〜」では先へ進むことが出来ません。なんとしても読んでみせますぐらいの勢いで頑張ってみましょう。英語の克服法については別ページでご紹介します。

トレーナーの現実(3)に続く

 

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