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中心部

中心部地図

現在のJR仙台駅西口に広がる市街地は政宗公の町割り以来の城下で約400年の歴史を持つ町である。 北部・東部は開府当時は城下外縁で寺小路として多くの寺院が置かれ,その内側に主に中小の侍屋敷が配された。 以後数度の城下拡張により寺小路の寺院の多くは更に東部に移転したが町の骨格は維新後まで維持され,明治以降も鉄道や市電の開通で発展した。 昭和の戦災とその復興で町の様相は一変したが,現在も東北随一の都市の中枢として賑わっている。

125 滝沢神社 Takisawa jinja
2007.03.21 神紋

滝沢神社 滝沢神社鳥居扁額

かつて川内亀岡の現亀岡八幡宮の地にあり, 一時現錦町公園にあった梁川八幡との社地交換で天和3年(1683)移転した。 戦災復興時に道路東向の現在地に移転し現在に至っている。

滝沢神社芭蕉句碑

(左)境内の石碑群。
手前が芭蕉の句碑「蕉翁碑」。割れてます。文政11年(1828)建立。鳥居前の奥の細道案内柱の由縁。

公園に面して,小さいながらも存在感のある神社です。

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202 金蛇水神社 Kanahebisui jinja
2007.06.30 神紋

金蛇水神社

一番町四丁目三越定禅寺通り館南側,三越本館との間にある小社。岩沼の金蛇水神社の分霊社。終戦直後に復興のために勧請。 以来,一番町四丁目の氏神として商売繁盛を願って商店街で盛り上げています。毎年8月の末に神輿が繰り出して賑わいます。
金蛇水神社の分霊社は立町にもあります。

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203 豊川稲荷神社 Toyokawa-inari jinja
2007.06.30

豊川稲荷

かつて光禅寺の分霊として国分町に祀られていたが,戦災復興の後,現在地に移った。

稲荷社には神道系の伏見稲荷と仏教系の豊川稲荷の2大稲荷があるそうです。こちらは仏教系。でもやっぱり赤い鳥居なんですね。 稲荷小路の呼称はこの神社が由縁と思われます。

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126 成就山満願寺 Manganji
2007.03.21 寺紋 寺紋2

満願寺

天台宗。天正元年(729)僧行基が白河郡関山に光明皇后の護身佛聖観音菩薩を安置して創建。建武2年(1335)伊達6世基宗の菩提寺となる。 これを藩祖政宗が岩出山に移し,更に仙台に移して祈願所とした。享保11年(1726),慶応2年(1866)と火災にあって, その都度再建されたが,昭和20年(1945)の空襲で全焼した。明治以降,神社庁や都市計画道路に割愛し敷地は縮小したが, 仙台移転当初から一貫して現在地にある。昭和61年(1986)観音堂兼本堂復興。藩政時代隣接しており明治維新後に廃寺となった 宝光院の観音像も併せて安置している。仙台三十三観音第8番(宝光院),第9番(満願寺)札所。 平成19年に山門が新築されている。

満願寺山門

(上)
本堂を兼ねた観音堂。2つの札所も兼ねて立派なお堂。手前に三十三観音を示す石柱が2本建っています。

(右)
仙台駅直結の幹線道路に面して完成したての山門。

(下)
天王祠。ということは…スサノオですよね。修験や祈祷の天台宗とスサノオ神はなんとなく通じるような気がします。

満願寺天王祠 満願寺石仏

天王祠の隣にたくさんの石仏が並べられています。

仙台開府からずっとこの地で頑張っています。観音札所の継承も有難いことです。都心のオフィス街にある異空間ですね。
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137 野中神社 Nonaka jinja
2007.03.31 神紋 神紋2

仙台城下町割りのための縄張りは慶長6年(1601)正月16日に開始され1月末には完了した。当地は縄張りの際の中心点と定められた所で, これを記念して縄張り使用の縄を集めて埋め,野中神社を祀ったという。現在の社殿は昭和63年に伏見稲荷を模して再建。 縄に因み縁結びと商売繁盛の神として親しまれている。

野中神社入口 野中神社

(上)狭い社地の有効活用。でも写真を撮るには苦労します。
(右)鳥居向かって左の敷地はビルの新築中。
  これで完全に囲まれます。都会の神社らしくていいか。

野中神社本殿

(左)
伏見稲荷を模して造られた社殿。商店街らしく商売繁盛はもちろんですが,縄に因んで縁結びというのはなかなかしゃれてます。

周囲は全部マンションなどの高層ビルに囲まれていて半間ほどの幅で屈曲した参道の奥にあります。サンモール一番町商店街が中心となって盛り上げていて, 毎年7月下旬にはえびす神社・和霊神社と一緒に三社まつりが行われます。

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298 鏡池山光禅寺 Kohzenji
2008.02.11

光禅寺稲荷堂

天台宗。仙岳院の末寺。天安3年(859)慈覚大師作と云われる千躰地蔵を祀り青葉山に創建されたと伝わる。 慶長6年(1601)仙台城築城に際して城下鬼門除けとして千躰仏の一つである延命地蔵を現在地に移し,地蔵堂の別当寺として当地に移転した。 地蔵堂に並んで豊川稲荷がある。 国分町豊川稲荷が昭和20年の戦災で焼失した後,その分霊を祀ったものという。 そのほか境内には「斬られ地蔵」,種田山頭火の詩碑がある。

稲荷小路の豊川稲荷には光禅寺の分霊とありますが,こちらも分霊?どちらが本家?なのでしょうか。

光禅寺斬られ地蔵

(上)豊川稲荷。
向かって右隣に地蔵堂(光禅寺本堂?)が…せっかく出向いても写真がなけりゃ…

(左)斬られ地蔵と種田山頭火の詩碑。
この石地蔵はかつて夜中に人を見れば笑ったが,ある夜,剣の達人を笑ったところ袈裟懸けに斬られ鮮血を流し,以降は笑わなくなったと云います。

(下)
当HPご覧の方から提供頂きました。これが地蔵堂です。ありがとうございました。('08.02.28)

光禅寺地蔵堂 光禅寺供養塔

(上)供養塔

久しぶりの寺社巡りでしたが,まだ寒い季節で写真にも残雪が見えます。少し歩くと汗ばんではきましたが,集中力欠如でした。
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410 三瀧山不動院 Mitakisan fudouin
2010.11.11 寺紋

三瀧山不動院山門扁額

真言宗智山派。慶応元年(1865)当地の加藤竹女が眼病平癒を祈願した満願前日にはからずも拾い上げた不動尊を祀ったのが始まりという。 現在の本尊は木像二尺八寸,東二番丁住人・中川兵衛仏師の安生3年(1857)作。

三瀧山不動院入口 三瀧山不動院

仙台が誇る中心街商店街。アーケードの中にある不思議な空間です。山門を潜ると小さいながらも仲見世が。ミニ商店街ですね。
本堂の写真はストロボを使わず,神経も使わなかったため完全に手ぶれになりました。1枚しか撮らなかったので替えがききません。(泣)

三瀧山不動院前

(左)
前面のアーケードに懸かる大きな仙台四郎。しかもサンタクロース仕様。ちょっと早くないですか?でも,人目は引くなぁ。 普段,ここには不動院の赤ちょうちんがあったのではなかったかな?

三瀧山不動院には何故か仙台四郎像が安置されています。仲見世でも四郎グッズが販売されていたりしますが,何か当院との由緒があるのでしょうか。

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