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●是正勧告の対処法
Q是正勧告の対処の手順とは?






A. まずは「指摘内容」をきちんと把握して、
根本解決を目指しましょう。





是正勧告を受けてしまったときは、以下のような手順で対処するといいと思います。実際、私たち「社会保険労務士むさしの事務所」でも、是正勧告の対応を依頼されたとき、このような手順で進めています。


【1】是正内容を把握する
まず、是正勧告書の指摘内容を正確に把握しましょう。内容でわからないところがあれば、専門の社労士に相談するのもいいでしょう。指摘内容を正確に把握することなく改善を行ってしまうと、せっかく行った改善に不備が生じ認められないことがあります。



【2】法律を理解する

指摘内容を把握するときは、どこが法律にふれてしまったのかを理解しましょう。法律の理解がないまま改善を行っても、その改善がまた法違反になってしまうことがあるので注意してください。


【3】スケジュールを立てる
改善内容が把握できたら、期日内にできること、できないことを分け、スケジュールを立てましょう。期日内にできないことについては、労働基準監督署に申し出れば延長することができます。


【4】根本解決を目指す
改善するときは、うわべだけでなく根本から改善する気持ちでのぞみましょう。是正勧告を受けたことをよい機会だと思って、社内のコンプライアンスを見直すことをおすすめします。


【5】期日を守って報告書を提出する
決められた期日(延長した場合は延長した期日)は必ず守り、期日内に是正報告書を提出するようにしましょう。期日に遅れて報告書を提出するのは、よい印象を与えません。




私たちからのコメント!


是正報告書を提出するときは、できるだけ具体的な証拠書類を用意しましょう。従業員との話し合いの記録や同意書、就業規則の整備箇所など、添付書類が具体的なほど監督官に真摯な対応を示すことができます。このように丁寧な対応をしておけば、後々まで労働基準監督署に目をつけられるようなことはないはずです。





情報提供:是正勧告対応室、社会保険労務士むさしの事務所
(全国社会保険労務士会連合会、東京都社会保険労務士会会員)
東京都渋谷区渋谷3−6−2エクラート渋谷ビル8階 TEL03-5766-4064