マエストロ マルコ・ノッリとはかなり古くからのお付き合いをさせて頂いてます。
彼の人柄からみてもわかるように”明るくて誠実、心がある人”また、彼の楽器は”マエストロ マルコ・ノッリ”を的確に表しています。
彼の楽器の音色は「甘く、深く、明るくて激しい」カンツォーネその物の表現をもっています。
彼もまた、弦楽器製作者として名を残して行く一人。彼の楽器も代々継がれて行く事でしょう。
今回のこの企画で”人間マルコ・ノッリ”がどのように描かれて行くのかとても楽しみです。
反面、周りの影響度はどうなのかも興味あるところです。
池田さんから見た”マルコ・ノッリ”は我々が製作者としてみている”マルコ・ノッリ”とは違っていると思います。
また、映像を見る人達も”製作者マルコ・ノッリ”を見ると思うのです。お願いです。”人間・マルコノッリ”を撮って下さい。
表面だけではなく、深い心まで撮って下さい。マルコ・ノッリと言うよりも池田さんの”人間革命”を表現してみて下さい。
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弦楽器専門店 アントニオ様より
弦楽器専門店 アントニオ 様にて製作を依頼した人へのマルコからの言葉
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イタリアへは幾度も旅をしたことがありますが、行く度にいつも感じることがあります。
街全体が美術館のように建築が優れている。それは、外側だけでなく、教会や美術館の内部、ホテルやレストランの家具や内装、
どこを見てもこだわりがあるということ。新しい物よりも、あえて古いものを好む人々。
きっと、一般家庭内でもアンティークな家具や雑貨が多いだろうと思います。
私は、添乗員という職業柄、世界各国、特にヨーロッパを訪れることが多く、特にイタリアへ行く度に、人々の物への執着心、
こだわりを感じます。一つの物を大切に使う。多少高くても長く使える丈夫な物が好まれて、年数がたてばたつほど趣きが増して、
手放せなくなる。そこで、この国に欠かせない人々。それが、プロの職人達、GLI ARTIGIANI だと思います。
現在、池田さんが制作中の「GLI ARTIGIANI」は、職人達が丁寧に時間をかけて、こだわって出来ていく物、
一つ一つに愛が感じられる作品に仕上がるだろうと思います。
クレモナのバイオリン職人マルコ・ノッリを始め、パルマの生ハム職人、ジェノバの漁師などの生き様にすごく興味があります。
これからも、彼らの汗臭さまで伝わってきそうな、感動かつたのもしい作品を作って下さいね。応援しています!!
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K.Tさんより
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私は、東京近郊に住む会社員で、典型的な小市民です。
現在、市民楽団のメンバーで、コントラバスを弾いて楽しく生活しています。
2004年秋、私は新しい楽器を探している中で、楽器製作者マルコ・ノッリ氏と知り会いました。
マルコに楽器の製作を依頼することになってからは、私も彼の職人気質と暖かさを感じました。
マルコは何かインスピレーションを与える人間ですね。
池田さんの「GLI ARTIGIANI」の製作について、私も応援しております。是非がんばってください。
【マルコの熱意】
限られた予算の中で、良い楽器を。
と、方々楽器を捜し歩いた私ですが、よいものだと見初めた楽器は、全て私の予算をオーバーするものでした。
オールド楽器は言うに及ばず、新作楽器も、マエストロ作のものは、みな手が届きそうにありません。
当時の私には、市民楽団の活動をしたい。新しい楽器を手に入れて、今よりいっそう、音楽をやりたい。
そういう思いだけが、募っていくのでした。
私は楽器店でコントラバスを探すほか、幾人かの楽器製作者に、コントラバス製作の価格を問い合わせていました。
マルコ・ノッリという楽器製作者も、ごたぶんにもれず、私の予算内では個人製作の楽器を提供することはできないとのメール返信をくれた一人でした。
しかし、彼のメールには、「but, I'd like to help you,」という言葉に続いて、提案が記されていました。
「よろしければ、私の妻が、あなたのための楽器を作ります。もちろん、私とともに − 。」
マルコは、彼自身の楽器ではなく、彼の工房製の楽器を勧めてくれたのです。(奥様は、弟子でいらっしゃいました)
「あきらめることはありません。音楽をしたい人には、楽器を提供したいのです。」
と、そう言われたような気がして、大きく心が動かされました。マルコの熱意は、すばらしい。
マルコの製作する楽器といえば、彼のホームページにあるように、大変美しく、申し分ないものです。
しかし、現実には、楽器選びは、その楽器個体を、目で見て、手にとって確かめるというのが鉄則です。
この点については、まだ見ぬ楽器をオーダーすることなり、大きな問題がありました。
【美しいコントラバス】
マルコにメールで連絡を取る以前、私が東京近辺の楽器店でコントラバスを方々探し歩いている時、
ひときわ目立つ美しい楽器を見つけました。バイオリンシェイプの中でも今までに見たことの無い華奢な形、美しく透き通り、輝くニス。
新作楽器なので試奏ではオールド楽器のような枯れた良い音は出ませんが、4本の弦のバランス、楽器の鳴り、音程の正確さなど、
未来において良いオールド楽器となる素質を十分に持っているものです。私にとっては、雲の上の存在のような、手の届かない楽器。
そう思って割り切り、専ら目の保養のための楽器でした。
当時、私は楽器店めぐりと、楽器製作者へのメール問い合わせを並行してコントラバスを探していました。
千差万別のコントラバスを目にして、良い楽器というものを見失いそうになったときには、
もう一度、その楽器を見学に行って目の保養をするのでした。
ある日、その楽器のf字孔から本体の中に貼ってあるラベルを見て、仰天です。
その楽器は、マルコの、かつての弟子の作品であることがわかりました。
その華奢なバイオリンシェイプも、マルコ自身のモデル(木枠)で製作したものでしょう。
「決めた。マルコファミリーの作る楽器は、すばらしい。」
【むすび】
私を励まし、私の心を惹きつけた、マルコの熱意。それと時を同じくして、私の目と耳を惹きつけた、その弟子のコントラバス。
奇遇な出会いに、私の、マルコファミリーの楽器に対する期待は確信に変わりました。
マルコにオーダーしたコントラバスは、明日、我が家に到着する予定です。
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2005.01.24 新谷 康之
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マルコにコントラバスの制作依頼をされた新谷 康之様からいただいたメッセージです。
新谷様には12月3日の制作日誌をご覧いただき、この日に僕が撮影したコントラバスが、
もしかしたら新谷様のものかもしれないという事でしたが,いまだに確認がとれません。
1月20日にマルコから完成の通知があったようで,手元に届くのは25日の予定だそうです。
心待ちにしていたマルコのコントラバス。その後のご報告もお待ちしています。
ちなみにマルコは弦楽器製作の中でも、コントラバス製作のスペシャリストです。
僕の調査からもマルコの作るコントラバスの出来は、他のそれとはまず弦の響きが違う。
弟子の鈴木さんの言葉を借りれば「重戦車のよう」らしいです。
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僕は5年ぐらい前にイタリアへ1度だけ旅行したことがある。
そのときの驚きは今でも忘れられない。イタリアは日本と違い新しいものは価値を失っていた。
少なくとも僕にはそう感じられた。そこは何百年も前に作られたものが光を放っている不思議な国だった。
レンガ立ての家。
古くからある美術品。
洗練されたアンティーク。
昔々のイタリアの職人に作られたものたちが今でも光を放っているのだ。
池田さんが製作中の映画「GLI ARTIGIANI」ではきっとそういう職人がたくさん出てくる。
そしてイタリアの歴史と一緒にその洗練された技術を見せてくれるのだ。
数百年後でも光を放ち続ける、そんなすばらしい技術を持った職人達を。
完成するのが待ち遠しい。池田さんならきっとすばらしい作品を作ってくれる。そう信じています。
池田さんの目にかなった洗練された職人たちに早く会いたい。
影ながら応援しています。
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2005.02.18 中澤俊介
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Marco Nolli 氏のことはダブルベースの専門誌やインターネットで数年前から知っていました。
また「GLI ARTIGIANI」のホームページは Marco Nolli 氏が取り上げられているということで、よく観させてもらっていました。
しかし、その頃はこんなすばらしい製作者の作った楽器を手に入れることが出来るとは、
まして製作依頼できるとはとても思っていませんでした。
昨年の夏ごろから新しい楽器の購入を考えはじめて、新作の楽器、作られてから年数の経ったオールドの楽器、
ドイツ、イタリア、フランスの楽器.....etc、いろんな選択肢を考えて試奏を繰り返したりしていたころ、
大阪にある弦楽器店に Marco Nolli の楽器があるということを聞きすぐにたずねていきました。
その時は少し試奏して帰ったのですが、どうしてもその楽器のことが気になってしまい、
しばらく家に持って帰ってじっくり試奏させてもらうことにしました。
独特なアンティークフィニッシュのニス、すごくきれいなスクロール、丁寧で正確精密な工作、
柔らかいのだけど力強い音で鳴る本当にすばらしい楽器でたちまち大好きになってしまいました。
ほとんどその楽器を買うことに心を決めていたのですが、
何箇所か製作意図が分からないところがあって Marco Nolli 氏にメールをして質問をしてみたのです。
氏はすぐに親切な返事をくれてその楽器のこともよく覚えていました。
何度目かのメールで「その工作が気に入らなければ君に別の新しい楽器を作ってもいいよ...」という返事をいただきました。
実際に氏の作った楽器に触って確証を得たこと、僕の体格にあったサイズで作ってもらえるということ、
またメールでのやり取りからや池田さんのホームページの製作日誌などからも氏の誠実で親切な人柄がずいぶんと感じられ
「この人にならまかせても大丈夫、すばらしい楽器を作ってもらえるに違いない」と思いました。
そんなわけで Marco Nolli 氏に僕のあたらしい楽器の製作を依頼することにしたのです。
とにかく今は「待ち遠しくて苦しいんだけど楽しい心境」で楽器が手元に届くのを待ち焦がれているといったところです。
映画好きなもんで「GLI ARTIGIANI」興味ありますよ。応援していますので製作のほうがんばってくださいね!
完成されるのを楽しみにしています!!
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関西のジャズベーシスト 宗竹正浩様より
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その他「GLI ARTIGIANI」宛に各界でご活躍の方々からコメント・応援メッセージをいただいています。
皆さん本当にありがとうございます。
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